どーも、チャイナリーマンです。
製造業の調達部門では、どんな適正、性格の人が向いているのでしょうか?
10年ほど調達部門で仕事をしてきて、私が思う適正を解説したいと思います。
いろんな人を見てきましたが、どんな人が調達の仕事の最前線で活躍しているか、
実際に見てきたことを踏まえて説明したいと思います。
- 円滑なコミュニケーションができる人
- 素早い行動力
- 責任感と粘り強さ
- 戦略構築ができる人
まず言えることとしては、専門的な知識や技能が無くても大丈夫です。
どちらかというと人間的な資質を兼ね備えて、信頼されることが重要かなと思います。
それが上記4つになります。
円滑なコミュニケーションができる人
まずはコミュニケーションです。
これはどんな仕事にも必要かもしれませんが、
調達部門には必須スキルとなります。
調達部門の仕事は、社内だけではなく、社外の方との会話・調整・交渉が求められます。
社内外をつなぐ窓口としてコミュニケーションをとることが必要となるので
必要なスキルとなります。
私が周りを見て思うことですが、
最前線で活躍している人は話すことが好きな人が多いです。
仕事だけでなく、例えば休憩時間の雑談や飲み会時にも
おしゃべりな人が多い印象です。
素早い行動と即レスポンス
調達部門の仕事は、専門性ではない分、多方面にわたっての仕事が多いです。
多方面とは、いろんな部門とのやり取り、いろんなプロジェクトに関わることがあります。
そのため自分に仕事を溜めないようにすることが重要です。
特に重要だと思うことは、生産に直結する仕事での即レスです。
業務を自分で留めたままにしてしまうと
生産ラインが止まってしまうことがあります。それは一番やってはいけないことです。
そのように調達部門では生産計画や納期に密接に関わるため、
サプライヤーからの情報や要請に迅速に対応することが求められます。
それが遅れたり、ミスがあると、生産ラインの停止や顧客への納品遅延など、大きな影響を及ぼす可能性があります。
私からのアドバイスは、
『60点、70点でもすぐにアウトプットを出していく』
『悩んだらすぐ相談』
です。
依頼されたことを完璧になって、アウトプットを出すのでは、仕事が回りません。
そのため、ある程度仕上げたらどんどんアウトプットしていくことが重要になると思います。
是非心がけてみてください。
責任感と粘り強さ
調達の仕事では、納期の遵守やコスト削減など、さまざまな目標やターゲットがあります。
そのため、責任感を持って業務に取り組むことが重要です。
また、長期的な視野を持ち、目標達成に向けて粘り強く取り組むことも求められます。
例えば、コスト削減に向けた取引先との交渉は簡単なことではありません。
どうやってコスト削減交渉をするか、またいざ交渉して結果がだめでも
そこで諦めずにどうやって次の一手を出していくか、
目標に向かって試行錯誤していく必要があります。
調達部門の仕事には、いろんな目標値がありますが、
達成するためには責任感と粘り強さが必要となります。
戦略構築ができる人
調達の仕事では、市場分析やコスト分析などのデータを元に戦略的な調達計画を立てることが重要です。
分析力や戦略性を持ち合わせている人が、業務を効果的に遂行できます。
しっかり分析をして、戦略を持っている人とそうでない人が
話すことでは説得力に大きな差があります。
社内外と円滑なコミュニケーションを行うためにも
必要なスキルになります。
まとめ
調達部門に向いている適正・性格は
- 円滑なコミュニケーションができる人
- 素早い行動力
- 責任感と粘り強さ
- 戦略構築ができる人
です。
調達の仕事には、特定の適性や向き不向きがありますが、
明るい性格や行動力、責任感を持っていれば、この仕事が向いているかもしれません。
自分の適性や向き不向きを理解し、自己成長に努めることで、
より充実したキャリアを築くことができるでしょう。
ではまた。