どーも、チャイナリーマンです。
半導体部品を担当している調達部門の皆さん。
半導体部品の商流や物流ルートは確実に理解していますか?
現代の機器や電子製品において欠かせない部品である半導体。
それを製造するためには複雑な商流と物流ルートが存在しています。
特に、製造業の調達部門にとっては、
これらの流れを把握することが不可欠です。
これを知らないとどうなるか。
・納期調整をするときに、商社の営業担当と話しが通じない。
・コスト決定するときに、全然価格が決められない。
これは半導体部品を担当する調達部門員としては
あってはならないことですね。
半導体部品における商流と物流ルートの何を捉えておくべきか、
半導体部品の調達担当を5年経験した私が
ココだけ抑えればOKと思う
ポイントを教えます。
- 商流
- 製造メーカーと代理店
- 物流ルート
- どこで生産されているか
- 完成品が出荷された後の物流ルート
目次
商流
半導体部品の商流で知っておくべきポイントは2つ。
- メーカーと商社がどこか
- 半導体業界の市場動向
メーカーと商社をセットで覚える、
これは抑えておくべきポイントです。
”そんなの当たり前じゃん”
と思うかもしれません。
半導体業界では、
頻繁にメーカーと商社が
入れ替わります。
今はどこの商社で買っているか、
商社の変更予定がある場合は
いつからどこの商社に変わるのか。
これを確実に抑えておきましょう。
さらに覚えておくと良いポイントは、
各製造工程ごとのメーカーです。
半導体部品は大きく3つの製造工程から成り立ってます。
主に以下の3つです。
・半導体設計メーカー
・前工程製造メーカー(ウェハ製造工程)
・後工程製造メーカー
前工程で有名なのは台湾の半導体メーカー、
TSMCですね。
各工程のメーカーは、
どこのメーカーで
どこにある工場で作っているか
是非知っておきましょう。
これを知っておくことで、
緊急で半導体部品が必要な時に
商社営業マンとのやり取りも
スムーズに会話することができます。
知らないと会話になりません。
半導体業界において、
メーカーと商社を正確に把握することは極めて重要です。
物流ルート
・どこで生産されているか
先ほど書いたことと重複していますが、
これ極めて重要なのでもう一回。
半導体部品の製造工程はいろんなメーカーが
関係しています。
・設計メーカー
・前工程と言われるウェハ製造メーカー
・後工程と言われる完成品にする製造メーカー
この3つは必ず部品ごとに把握をしましょう。
・完成品が出荷された後の物流ルート
半導体部品が完成した後、
工場から出荷されてから
自社へ納品するまでの
物流ルートも知っておきましょう。
さらに船便なのか、
飛行機なのか
これも重要です。
物流ルートを知ることの一番のメリットは、
出荷してから自社に着くまでの
日数を計算できることです。
納期調整をする上では
必須の情報です。
忘れがちなポイントとして、
どこで通関を通すか。
通関は意外に時間を要するので
物流の流れと合わせて確認しましょう。
まとめ
半導体部品の調達担当になったら、
2つのポイントを必ず抑えておきましょう。
・商流
・物流ルート
私が半導体部品を担当している時は、
営業と会話するときに必ず聞くようにしていました。
そして部品とセットで
自分の情報として持ってました。
商流では、メーカーと商社の把握が不可欠。
商社の入れ替わりや各製造工程のメーカーの把握が重要です。
物流ルートも把握し、納期管理やコスト削減に活用する。
これらの情報を把握することで、
調達部門は迅速かつ効率的に業務を遂行できるようになります。
ではまた。