材料変更によるコストダウン時の機会損失と対策【会社の利益に繋がります!】

どーも、チャイナリーマンです。

 

コストダウンプロジェクトの機会損失出してませんか?

 

重要なのは、達成するまでの綿密な計画を立てること。

あとは計画通りに遂行すること。

調達・資材部門にとって、コストダウンは主要業務の一つです。

計画立案と日程マネージメントができる調達・資材は

存在価値があります。

会社の利益に貢献できますからね。

 

数あるコストダウン案件の中でも、材料変更によるコストダウン。

今回は取引先での部品材料変更によるコストダウンを一例として、

  • どんな機会損失がありうるか
  • 機会損失を防ぐために行うべきこと

について解説します。

基本的なことをやるだけです。

材料変更のコストダウンプロジェクトで起こりうる機会損失

品質評価の遅れ

材料変更するにあたって評価が遅れることです。

ここで言う遅れるとは、

品質評価部門の優先順位下げのこと。

評価結果がNGになってしまうことではありません。

 

せっかくの利益獲得のチャンス

遅れるのはもったいない。

評価部門には、材料変更によるメリットを正確に伝え

優先順位を上位に持ってきてもらうように

交渉しましょう。

必要ならば評価部門の管理者へ。

 

調達・資材部門は、

取引先だけではなく社内交渉も必要になります。

取引先がすぐに材料変更ができない

材料変更の評価がOKとなった後、

実際に取引先で材料の切り替えを進めます。

 

このタイミングで

  • 今の材料は1年分在庫抱えちゃってるよ
  • 新しい材料は、購入する商流が無いよ
  • 特殊な材料なので、うちでは使いたくないよ

こんなことを取引先から言われたら問題。

社内からは

せっかく急いで評価したんだから、早く切り替えしてくれよ

と言われかねません。

調達・資材部門の信頼低下に。

それだけは避けなければなりません。

 

こんなことを発生させないために、

調達・資材部門は事前に

機会損失を防ぐための行動をとる必要があります。

機会損失を防ぐためにやるべきこと

綿密な計画立案

仕事の基本ですが、

計画はしっかりと立てましょう。

計画は社内だけではなく、取引先とも確実に共有

これ重要。

 

計画立案の際には

後から取引先に下記のようなことを

言われないように事前に確認。

  • 今の材料は1年分在庫抱えちゃってるよ
  • 新しい材料は、購入する商流が無いよ
  • 特殊な材料なので、うちでは使いたくないよ

 

今使っている材料をどのタイミングで購入するか、

どのくらいの量を購入するか事前に聞いておこう。

もし大量に購入しなければならない場合、

半分の数量で購入できるかを

材料メーカーあるいは材料商社と事前交渉も。

必要なら調達・資材部門が自ら材料屋と交渉すると良いでしょう。

日程マネジメントを行う

日程立案されて実際に

材料変更がスタートしたら

定期的に進捗を確認しましょう。

 

1か月経ってふたを開けてみたら

何も進んでいませんでした

とならないように。

 

社内で定例会を開催しても良いし、

毎週メールで進捗共有を連絡してもらうでも良し。

関係者が日程を意識してもらわないと

必ず遅れます。

必要ならば、

「品質評価部門の岸田さん、来週までに評価完了予定だけど

 予定通り終わりますよね?」

「取引先のA社さん、過剰に材料を手配していないですよね?」

こんな一言を投げましょう。

 

計画から遅れないように

日程マネジメントをすることが

調達・資材部門としての付加価値です。

まとめ

コストダウンプロジェクトの機会損失は、

会社にとって痛手。

 

品質評価の遅れや

社内外からの不測の問題が起きる可能性があります。

これらを防ぐためには、

  • 計画の綿密な立案
  • 日程管理とマネジメント

が欠かせません。

また、材料変更に関わる取引先との情報共有や交渉も重要

計画の遅れを防ぐために、

日程の確認と関係者への積極的な連絡も必要です。

計画からの逸脱を防ぐことで、

調達・資材部門の信頼性と付加価値を高めることができます

 

ではまた。

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