どーも、チャイナリーマンです。
調達・資材部門の人が取るべき資格ありますか?
ずばり簿記検定です。
製造業で働く調達・資材部門の方が
簿記と取るメリットはいくつもあります。
- 部品コストを査定する
- 取引先の財務状況を把握する
- 取引先との支払いルールを知る
こんな仕事をする中で、
簿記知識を持っている人とそうでない人では
理解力や説得力に差が生じます。
ちなみに私は簿記2級まで取得しました。
本記事では、
製造業で働く調達・資材部門の方が
簿記を取ることでどんなメリットがあるか解説します。
目次
取引先の財務諸表を見て理解できる
バイヤーの方なら、
取引先の財務状況を知ることは必須です。
どんな会社と取引しているのか。
営業から知る情報以外にも、
財務諸表は定期的にチェックしましょう。
取引先財務状況を知るためには、
財務三表を見れると良いです。
- 貸借対照表
- 損益計算書
- キャッシュフロー計算書
これらを読み取れる能力があると、
- 無駄な設備投資が多いんじゃないか
- 資金繰りが厳しいんじゃないか
- 負債を抱えすぎなんじゃないか
こんなことが分かります。
優良企業なら良いですが、
財務状況が悪い取引先には要注意。
急に倒産されても困りますからね。
営業マンも悪い部分は積極的には教えてくれません。
なので財務諸表を見れる力を備えておくと良いです。
簿記3級を持っていれば財務諸表を読み取れるようになります。
取引先との支払いルールが分かる
「支払いサイト30日の取引条件でお願いします」
この内容を説明することが理解できますか。
支払いサイトは、
通常の商取引では一般用語です。
また支払手形をいうワードも登場しますが、
簿記を勉強していれば
支払手形がどんな役割を果たすか理解できます。
調達・資材部門としては取引先との間で、
どうやって購入した部材の金額を支払いをしているか
知ることは重要。
この辺のことは、簿記3級で十分網羅できる範囲です。
部品を作るためのお金の流れが分かる
調達・資材部門にとって、
部品コストの査定は大事な仕事の一つ。
部品コストを査定するうえで
- 取引先ではどんな流れでお金が流れるのか
- 原価構造はどうなっているのか
こんなことを理解できるようになります。
お金の流れとは
注文を受ける→材料を購入→製造→製品になる
取引先での勘定の流れが分かるようになります。
取引先でのお金の流れが分かることで、
営業マンとコスト交渉をする時にも有利に。
部品原価計算は、簿記2級の範囲になります。
まとめ
調達・資材部門の人が簿記検定を取ることには
多くのメリットがあります。
まず、取引先の財務状況を把握できるようになります。
財務諸表を理解することで取引先の安定性やリスクを把握し、
適切な取引先選定やリスク管理が可能に。
また、支払いルールや購入部品の原価計算など、
取引先との金銭的なやり取りに関する知識も得られます。
これにより、効果的なコスト交渉ができるだけでなく、
部品の原価計算などの業務にも役立ちます。
簿記検定の取得は、調達・資材部門の業務において
重要なスキルを身に付ける一助となります。
ではまた。