どーも、チャイナリーマンです。
半導体市場が落ち着いている今、資材・調達部門がやるべきことは何か?
2020年から2022年にかけて、歴史的な半導体部品の不足が発生。
半導体部品を購入している資材・調達のバイヤーは
必死の思いで半導体部品の確保をしていました。
2024年3月現在は、半導体市場はとても落ち着いてます。
そんな中、資材・調達部門は自社が購入する
半導体部品に対して何をしておくべきか。
今後の半導体市場の予測とともに解説します。
目次
次の半導体不足はズバリ2025年末ごろにやってくる
以下に記載することは、あくまで私の予測です。
次の半導体不足は、2025年末ごろに再びやってくる。
25年末と予測する理由は
- 前回の半導体不足ピークは21年末~22年3月ごろと言われている
- シリコンサイクルから次回は25年末
という考え。
ちなみにシリコンサイクルとは、
半導体市場の景気サイクルを指すことです。
4年周期で好況と不況を繰り返すと言われてます。
25年末となるとあと1年半後。
長いと思う人もいるかもしれません。
この期間でしっかり準備と対策をしている企業が
半導体不足が再来したときに他社との部品確保の競争で
有利になることは間違いない。
半導体不足が訪れる前にやるべきこと
カスタム品は極力採用しないように
出来る限り汎用品に置き換えしましょう。
カスタム品は、入手性に弱い傾向がある。
需要が高まると、
半導体製造メーカーではカスタム品の
優先順位はかなり落とされます。
自社はそんなことはない!
と言い切れるならいいですが、
ほとんどの製造メーカーは無理です。
カスタム品の場合、肝となる半導体部品として使用していることが多い。
いざ入手できなくなると自社製品の生産ができなるなるはず。
そのためカスタム品の採用は避けて、
出来る限り汎用品で設計するように社内プレゼンを。
設計者との密なコミュニケーションを通じて、
カスタム品の回避を促進しましょう。
社内交渉も資材・調達部門の腕の見せ所です。
複数社購買をできるようにしておく
基本は2社から購入できるようにしましょう。
その中でもリスクがあるなと思う半導体部品は3社以上に。
2社購買にすることで、万が一納品されなくなっても
もう一社と供給交渉を行うことできるので
リスクヘッジが行えます。
半導体部品が1つ手に入らないだけでも
自社の生産活動に影響を及ぼしますからね。
まとめ
資材・調達部門は、半導体市場が落ち着いた今こそ、
次の半導体不足に備える準備を進めるべきです。
- カスタム品の採用を避ける
- 複数のサプライヤーからの購買を確保する。
そうすることで、将来の半導体不足に対する
リスクを軽減することができます。
半導体市場が落ち着いている今が準備チャンス!
ではまた。